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スワップ金利狙いはキャリートレード
為替差益のトレード以外に、FXならではの仕組みとして、スワップ金利があります。このスワップ金利を狙う、キャリートレードと称するトレードは、リスクが高すぎるのでまったく無視してください。
このスワップ金利、金利の高いほうの通貨(ドル/円で米ドル)を買うと、二国間の金利差をもらえるという仕組みですが、外貨預金よりはいいものの、レートの変動リスクが大きいという危険性があります。
金利を受け取ることが目的なので、長期に為替が円安傾向で安定するというのが前提となる取引です。「スワップ派」などというのも同じ仲間です。
どういうことかというと、米ドルを1万通貨、「買い」でポジションを持っていた場合、1日に受け取れるスワップが50円だとします。
この「買い」ポジションをずっと決済せずに、1年間持ち続けたとします。
単純に計算すると、50円×365日=18,250円となり、最初に「買い」ポジションを持った以外には取引をしていないにもかかわらず、何もしなくて、18,250円の利益を受け取ることができます。 もしも1万通貨ではなく、10万通貨なら1年で182,500円の利益を受け取ることができますから、貯蓄のような感じで利益を出し続けていくことができるのです。
ただし気をつけなければいけないのは、最初に持った「買い」ポジションのレートよりも円高になったときです。
最初に1ドル=100円で「買い」ポジションをとり、1年後に1ドル=80円まで円高が進んだ場合、
100円×10,000通貨=1,000,000円
80円×10,000通貨=800,000円
800,000円?100,000円=▲200,000円
1年後に、20万円の損を出すことになります。
(ここで、決済すれば20万円の損失。決済しなければ20万円の含み損です)
ですから、18,250円のスワップを受け取ったとしても、
18,250円?200,000円=▲181,750円
約18万の損失を抱えていることになりますが、この18万円はスワップ金利10年分だということに気付かなければいけません。
ここで、80円/1ドルが底で、この後円安になっていけば、この含み損は減っていきますから問題はありませんが、さらに円高になったら、損失は膨らみ証拠金が0円になってしまう恐れもあります。
そこでよく言われるのが、為替の変動リスクを回避しロスカットされるのを防ぐために「レバレッジは2倍まで」とかいうものです。
つまり、レバレッジを1?2倍にしようが、含み損を抱えたまま暴落に脅えながら長期間耐えなければ苦痛は計り知れません。
金利生活を夢見て、未来を暗くしてしまうスワップ取引は止めとくに越したことはありません。
